ヤシオマスを釣る

ヤシオマスという魚をご存じでしょうか。

ニジマスの受精卵に特殊な処理を施し、生まれながらにして全てがメスでありながら卵を持たず、
その分巨大化する性質を持った、三倍体と呼ばれる魚です。

肉の色がヤシオツツジを彷彿とさせる鮮やかな赤色かつ食味が良く、
私の住んでいる栃木県が誇るブランドマスのひとつです。

解体、加工された形で見ることが殆どと思われますが、
管理釣り場によっては、実際に釣って生きた姿を見ることができます。

今回私が訪れたのは、大田原市にある「アングラーズパーク キングフィッシャー」さん。
バスエリア、トラウトエリアの両方を併せ持つ魅力的な管理釣り場です。

大型トラウト(ヤシオマス)は2号池、3号池に放流されています。
水が澄んでいるので、ポンドの側を歩いているとその姿を確認できます。
※画像は3号池です。

2号池、3号池に狙いを定め、当初2号池で釣りをしていましたが、
ルアーに見向きもしない、ある意味優秀な個体ばかり。
(とはいえ、ちゃんと釣っている方もいらっしゃったので、私の腕の問題でしょう。)

隣の3号池に移動し、いつもの通りスプーンを投げては巻きます。
すると…

いやぁ…お前じゃない…(お帰り頂きました。)

レギュラーニジマスでは味わえない引きが楽しめましたが、
トラウトですらないやつが釣れました。
気を取り直して…

妙なものが釣れた後、待ちに待った本命です!

レギュレーションの持ち帰りに関する情報に「50cm以上の魚は1匹まで」とありましたが、
見事にそのサイズのものが釣れました。
この後レギュラーサイズのニジマスを数匹追加しましたが、それらはリリース。
画像のヤシオマスのみを持ち帰りました。

帰宅後、解体してみると…

体型から脂ギッシュなのではと危惧していましたが、杞憂に終わりました。

試しに一切れ口にしてみましたが、頂鱒(成熟の遅いニジマスを選別交配したもの)と比べ、
一歩及ばないと感じ、数日熟成させた後、白米と一緒に美味しく頂きました。

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