2022年8月に採集したWDヲヲクワガタ2♀から得られた幼虫が羽化してきました。
自分が虫の飼育を始めた時すでにヲヲクワガタは魔界入りしていたので飼育は避けていました。
ということで今までまじまじと日本のヲヲクワガタを見たことは無く、羽化したオスを見てこれがそうなのかとしばらくねちっこく観察していました。
採集した2個体は直線距離で30kmほど離れています。
それぞれ見ていきましょう。
ポイントA
家に余っていた添加剤多めのカワラタケとオオヒラタケを使っていましたがモリモリ育ちました。
幼虫が4ペアに分かれて、1♂以外は1年足らずで羽化してきました。
それでも最大で70mmが出たので満足しています。
メスは43~45mmで十分なサイズでした。
次世代は腹を太らせずに大きくさせる方向で飼育していこうと思います。
目標は77mm、夢は80mmです。
ポイントY
5匹得られて全てオス、前蛹1匹☆の4匹が羽化してきました。
ポイントAと同じ菌糸を使ったのですが3匹が2令で羽化してきました。
30mm未満でここまで小さいとチベット産ドルクス sp.として高く売れそうです。
唯一3令まで加齢できたオスは52mmで羽化してきました。
オオヒラタケとカワラタケ両方で育たなかったので菌種というより添加剤が合わなかった様子です。
最初からこんな菌糸を使うなってことでしょう。
このままでは消化不良なので今年もWD♀には産んでもらい幼虫が8匹得られました。
両触覚欠けになっても産んでいたので生に対する執念を感じました。まだ生きているので来年もセットしてみましょう。
如何にも天然物らしい食の繊細さだったので幼虫は優しめな菌糸に変えて飼育しています。
順調に3令まで進んでいるので70mm越えを目指していきたいところです。