本格的な梅雨に入り、いろいろな生き物が田んぼやその辺の茂みから顔を出すようになって参りました。
筆者も家に出てくるアマガエルなどの風物詩的な生き物を観察したり、近所の川にナマズ釣りに出かけたりと梅雨を満喫しております。
そんな折、本ブログのメンバーからミシシッピアカミミガメの子ガメ(以下ミドリガメ)を拾ったとのことで譲り受けました。
今回はそのミドリガメについて筆を走らせようと思います。
そもそもミドリガメとは何ぞや?という方はネットで検索すると詳細な情報が出てくるので本記事では割愛させていただきます。
なので本記事では現在手元にいるミドリガメの子亀について、その生態を交えながら思考を巡らせようと思います。
飼うからには名前・設備・餌が必要である。
筆者は飼っている動物に名前を付けるのが好きなタイプの人間なので、まずはもかく名前を決めないことには飼うモチベーションが上がらない。
設備より先に名前を先に考えるのはご容赦お願いします。
ペットの名前を決めるときに雌雄どちらなのかによって名前の方向性が変わる為、個人的に重要なポイントと考えてます。
爬虫類は孵化した場所や時期が不明な場合、ある程度育つまで雌雄がわからないパターンがほとんどですが、ヘビもしくは一部のトカゲ・ヤモリ以外は卵の生育環境によって性別が左右されるのである程度の予測をつけることができます。
ざっくりいうと低温であればオスが多め、逆に高温であればメスが多めといった感じです。
さて、上記の話を踏まえて今いる子亀の話に戻りましょう。
この子亀が拾われたのは5月後半。
ミドリガメの産卵時期が4~7月くらい、孵化期間が50~90日と言われているので、この子亀は4月の最初のころに卵として出てきた個体ということが推測できます。
そして卵が土の中にいたであろう4月の平均気温は気象庁によると15度と低温になるので、恐らくオスであろうと推測されます。
ということで名前はオスっぽいカメ吉に決定!!
↓動き回るカメ吉の様子↓
とりあえず名前を決めたので今回はここまで。
次回は飼育環境と野生で拾ってきたカメにあげる餌について記事を書きたいと思います。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
~本文登場した生き物~
【和名】(通称)
ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)
【学名】
Trachemys scripta elegans
【英名】
red-eared slider
【分類】
爬虫綱 カメ目 ヌマガメ科 アカミミガメ属
【原産国】
アメリカ合衆国南部からメキシコ北東部の国境地帯
【日本への流入】
1960年代~
【大きさ】
オス:約20cm メス:約28cm
【食性】
雑食
【寿命】
25~30年
関連