人生は会津2

8月下旬、性懲りもなく会津へ行きました。
何をするかって?
そう虫捕り。
何かに憑かれたように命を削り長旅をする姿は割りとアレでした。

3回戦目

●1日目

早めに行ってライトのポイント探しをしましたが険しい道で果てかけたので前と同じポイントにしました。
明らかに先月よりクワガタの数が少なく、それに反してカメムシが大量に来たので早々に終わらせて外灯を回ることに。

そそくさと山を下って回り始めた矢先、外灯の下で潰されたカブトの♀がいたので他に何か来ているのかと車から降りて見て回るとあっさりと縁石の上に鎮座していました。
光沢があり他のクワガタの♀よりも大きいのでガムシ以外では見間違うことはありません。
その後はノコギリかカブトが大量に落ちているのみで追加無し。そして道の駅で寝ました。

♀41mm
感動した!!

●2日目

車の中で目覚めた後に逃げ遅れた者がいないか外灯を見に行くとカラスが何かを拾っている恐ろしい現場を見ました。

あれと間違えやすい生き物
会津には豊富に生息する
極小スジクワ
普通に歩いていた

その後ライトができるポイントを探して本日はここでよいかという場所を見つけたので夜まで暇になってしまい、仕方ないので温泉に入ってから日が沈むまでアマプラを見ました。今まで時間との戦いだったので只見川を見ながら惚けていると心にゆとりができたように感じられました。

何処もカツ丼推し

日が落ちてから昼に見つけたポイントでライトをしました。しかしながらライトは期待薄で外灯の方が成果が良いのは目に見えているのでそれまでの時間潰しということにしました。

おぉん

ライトの成果はあれで外灯を回りに移りました。前日採ったポイントでクワガタがぽつぽつ落ちているものの本命は見つからず、採集報告のあったらしい場所で上翅に筋が入った♀のできたて煎餅を見つけてしまいました。周りの森が乏しく過去に何度も探した場所だったのでその情報は半信半疑でしたが本当にいました。今まで来なかったのは気温の影響かなと思います。しかしどこから飛んでくるのだろうかそして無念であった。

他の外灯をいくつか回っても成果は得られず帰路に差し掛かったところ何かクワガタの♂が落ちてるのが見えたので止めてみるとアカアシの♂、せっかくなので周りを見るとピカピカで上翅に筋の入った♀が落ちていました。おかげさまで気分良く帰れました。

♀38mm
何度も見てきた場所だったがいたのは初めて

4回戦目

1回戦目で味を占めたのか9月まじかに差し掛かった次の週も行きました。
今回はpaconuma氏と2人です。



●1日目

7月で五目採れできた場所で再度やったら変わるのだろうかと思いそこでライトをやってみましたが、その日に限って気温の低下が激しく14℃近くになり、カブトの♀が1匹のみ来ただけで早々に諦めて外灯を回りました。外灯に落ちているクワの姿は以前よりも減っていて夏の終わりを感じました。
結局収穫は得られず明日は会津の北と南で二手に分かれて別行動にしようとのことでその後分かれました。夜は11℃まで下がり厚着を忘れてしまいしんどかったです。車を温めながら北上して何とか道の駅まで辿り着いて落ちました。異常気象が続いていましたがこれが本来の会津なのでしょう。

ヒガシキリギリス
会津ではキリギリスが豊富で結構鳴いている
それもこの時期では終盤
スコーピオンとアンタレス
日本の宝のなれの果て
外灯にも飛んでくる模様

●2日目

ライトやっても来ないのは分かっているので外灯に絞り、それまで温泉と食事を楽しみテレビを見てのんびりしていようと思っていたらあんなに弱音を吐いていたpaconuma氏が何故かこちらまで来ていた。

合流できたので外灯の時間までの時間潰しということでライトをしてから二手に分かれて外灯回りをしました。前日と違い夜は20℃前後あったものの何も落ちておらず今年の締めということで落武者の気持ちで帰路につきました。

夏の終わり
しかし新鮮なミヤマ♂も採れた

まとめ

条件さえ揃えば普通にオオクワが落ちている会津は異世界だと感じました。
2021年は1回のみの出撃で1♀採集、2022年は計5匹ものオオクワを見ることができました。(1♂1♀☆、2♀自己採集、1♀paconuma氏が採ってた)
サブミッションであるオニクワガタが採れなかったのは残念でなりません。

会津は自然豊かでのどかな地域なので堪え難き忍び難き日常から解放されたいときに行くと元気になります。
ただし信号もあまりないためか皆さん朝も夜も爆走気味なので気を付けましょう。
恒例行事の如く来年も行くことになるでしょう。
次は生きている♂を採りたい。

2022/9/末よりヤフオクで個人でのオオクワ出品が禁止される影響で駆け込み出品が増えていました。
WD、累代の浅い飼育個体、胡散臭い個体の出品も増えて全く摩耗していないピカピカのWDや普通そんな場所で採れるわけないような珍産地の個体など眺めているだけで十分な状況で、改めて昆虫飼育の影響が大きいと思わされる出来事でした。
○○地域は放虫・交雑と言われても余裕持てるように広いエリアでそれぞれ集めておくのもありかなと思いました。

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