サクラマスの3倍体、通称銀桜サーモンに関しては、
その性質(ミノーを積極的に追わない)からシーズン中の攻略ならず。
大芦川F&Cフィールドビレッジ回の後、
現職の集まりの中で、こんな情報を頂きました。
「ヤマメの3倍体を養殖&放流しているところがあるよ。」
フライを操る年配の方も、解禁となったアユ釣りに向かうシーズンド終盤、
真相を探るべく、私は日光市へ飛びました。
昼前に到着し、受付は食堂で。
当日は午後券を…と思ったのですが、そうなると3時間。
15時までしか戦闘できません。
営業終了までフルに釣りがしたので、午前券の料金を支払いました。
(これを読んだ皆様はきちんと朝イチから行きましょう…)
気になるレギュレーションは、
シングル&バーブレスフックを使用し、ワームなどソフト素材NGという、
一般的な管理釣り場と同じものです。
さて、ヤマメの3倍体とは…
水質はクリアですが、魚影は小マスが手前にチラホラという状況でしたので、
まずはミノーを投げて様子見。
するとどこからか、勢いのある良型の魚がスッ飛んできました。
幸い食堂がまだ営業していたので、
いきなり釣れたこの魚について、オーナー様に尋ねてみました。
するとこれがヤマメの3倍体であり…
捌くと白身だが、キメが細かくヤシオマスより美味であるとの回答がありました。
「これ1本で午前券分は回収できましたね。」とも。
ただ、この魚がミノーを食ってきたというのは、ちょっと意外だったようです。
似たサイズの魚が数本確認できたは良いものの、
積極的なチェイスはなく、小型クランクや樹脂製の大きいスプーンで遊んでいると、
それなりに小マスと遊ぶことができました。
しかし…あと1本は釣りたいぞ…
メタルバイブを操っていると、底の方で動くものにも興味を示してはいたものの、
上手に捕食できないように見受けられました。
そこで底まで潜るが黙っていれば浮上してくるようなミノーをチョイスし、
2本目をゲットすることができました。
鱗を剥ぐと、ほんのりパーマークがあり、
淡水養殖のサクラマスそっくりなのですが、開くと情報通り白かったです。
刺身でも食してみましたが、捌いた時の何とも言えない脂は、
実は焼きで生きるということが判明しました。
(刺身だとヤシオマスの暴力的な旨味には勝てない…そう私は感じました。)
私が釣ってきた魚を、気が向いた時だけ焼いてつまみ食いしている妻が、
丸ごと1本塩焼きで食べたという事実が、その旨さを物語ってくれました。